豚肉を別ゆでして煮汁をきれいに仕上げる、わが家の作り方
夕飯の支度は、できれば朝のうちに少しでも終わらせておきたい。そんな日に私がよく作るのが肉じゃがです。朝のうちに作って、手早く冷ましてから冷蔵庫へ。夕方はしっかり温め直すだけ。忙しい時間に包丁を使ったり、最初から煮込んだりしなくてよいので、とても助かります。
わが家の肉じゃがは、毎回まったく同じ味ではありません。冷蔵庫にある材料や、その日の気分で少しずつ変わります。今回も、だしやみりんを使わず、砂糖と醤油だけのとても簡単な味付けです。きっちりした料理というより、普段の夕飯に無理なく作れる家庭料理。料理はいつも適当という方にも試しやすい作り方だと思います。
今回使った材料
| 材料 | 分量 |
| じゃがいも | 5個 |
| にんじん | 1本 |
| 玉ねぎ | 1個 |
| 豚肉 | 200g |
| 砂糖 | 大さじ3 |
| 醤油 | 大さじ3 |
材料は、家族の人数やじゃがいもの大きさに合わせて増減してください。豚肉は切り落としや薄切りなど、手に入りやすいもので大丈夫です。水の量は、鍋に入れた野菜が煮られる程度を目安にしています。私はそのときの鍋や材料を見ながら加えているため、今回はあえて決まった量を書いていません。
朝のうちに作る肉じゃがの手順
1 野菜を切って茹でる
じゃがいも、にんじん、玉ねぎを食べやすい大きさに切り、鍋に入れて水から茹でます。じゃがいもは小さく切りすぎると、温め直したときに崩れやすくなるため、少し大きめでも大丈夫です。玉ねぎも細かくせず、くし形にすると、煮込んだあとも形が残って食べ応えがあります。

じゃがいも、にんじん、玉ねぎを先に茹でます
2 野菜のあくを取る
沸騰して白いあくが出てきたら、お玉などですくって取り除きます。全部を完璧に取ろうとしなくても大丈夫ですが、目立つあくを取っておくと、煮汁がすっきりします。手間をかけすぎず、気になる部分だけ取るくらいが、普段の料理では続けやすいと思います。
3 豚肉を別の鍋で茹でる
野菜を煮ている間に、別の小鍋でお湯を沸かします。豚肉を一枚ずつ広げるように入れ、しゃぶしゃぶをするような感覚でさっと茹でます。肉の色が変わり、中まで火が通ったら引き上げます。

豚肉は別鍋でしゃぶしゃぶのように茹でます
このひと手間を加える理由は、肉から出るあくや脂を野菜の鍋に入れないためです。写真を見ると、肉を茹でたお湯には細かなあくがたくさん出ています。最初から肉と野菜を一緒に煮ても肉じゃがは作れますが、別ゆでにすると煮汁が濁りにくく、見た目もきれいに仕上がります。
4 肉と調味料を加えて少し煮る
茹でた豚肉を野菜の鍋へ移し、砂糖大さじ3と醤油大さじ3を加えます。調味料を入れたら、野菜を崩さないように軽くなじませ、少し煮ます。煮汁が全体に行き渡れば十分です。長い時間ずっと煮続けなくても、冷まして冷蔵保存している間に少しずつ味がなじんでいきます。
5 じゃがいもに火が通ったら火を消す
竹串や箸をじゃがいもに刺し、すっと入るようになったら火を止めます。その後は、できるだけ早く粗熱を取り、浅い保存容器などに小分けして冷蔵庫へ。夕飯の時間まで冷蔵保存します。食べる直前に鍋へ戻して、全体がしっかり熱くなるまで温め直せば、夕飯の一品として出せます。

調味料を加えて少し煮たら、火を止めて味をなじませます
豚肉を別ゆでするのが今回のポイント
今回のいちばんのポイントは、豚肉を野菜とは別の鍋で茹でることです。鍋が一つ増えるので、洗い物だけを考えると少し面倒に感じるかもしれません。それでも、肉のあくが野菜の煮汁に混ざりにくくなり、澄んだ煮汁に仕上がるところが気に入っています。
肉を炒めてから作る肉じゃがとは違い、油を追加しないのもこの作り方の特徴です。脂の多い豚肉でも、いったん茹でることで余分な脂がゆで汁に落ちます。ただし、脂を完全になくす調理法ではありません。あっさりめに仕上げたい日や、煮汁の濁りが気になるときに向いている方法です。
最初は薄味で作るのがおすすめ
私は普段、調味料も水の量もそれほど厳密には計らず、味を見ながら作っています。じゃがいもの大きさ、水の量、使う醤油によっても味の濃さは変わるため、同じ分量でも毎回まったく同じにはなりません。だからこそ、最初から濃い味に決めてしまわず、少し薄いかなと思うくらいで火を止めるのがおすすめです。
夕飯の時間に温め直して味見をし、足りなければ醤油や砂糖を少しずつ加えます。薄い味はあとから足せますが、濃くなりすぎた味を戻すのは大変です。とくに朝作って冷蔵保存する場合は、冷める間にも味がなじむことを考えて、控えめから始めると失敗しにくくなります。
朝作っておくと夕方の自分がラクになる
夕方は、ご飯を炊いたり、汁物を作ったり、家族の用事に対応したりと、何かと慌ただしくなります。肉じゃがを朝のうちに作っておけば、夕飯前にすることは温め直しと味の調整くらいです。あとは簡単な副菜やお味噌汁を用意すれば、献立が整います。
煮物は、作った直後に食べなければならない料理ではありません。むしろ、いったん冷ます時間を利用できるので、朝の家事の流れに組み込みやすい料理です。ただし、室温が高い時期に鍋を長時間出したままにするのは避け、粗熱が取れたら冷蔵庫へ入れてください。食べるときは、鍋全体がしっかり熱くなるまで再加熱します。
まとめ
今回の肉じゃがは、じゃがいも5個、にんじん1本、玉ねぎ1個、豚肉200gを使い、砂糖と醤油をそれぞれ大さじ3で味付けしました。特別な材料や難しい工程はありません。野菜を煮ながら肉だけを別ゆでし、同じ鍋に合わせて少し煮たら、じゃがいもに火が通ったところで火を止めます。
毎回同じレシピでなくても、その日にある材料で作れば十分。まずは薄味にしておき、夕飯前に温めながら自分や家族の好みに合わせて味を足す。そんな気楽な作り方なら、肉じゃががもっと身近になります。朝のひと手間で夕方がかなりラクになるので、忙しい日の夕飯にぜひ試してみてください。


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