前回の記事では、私がパワーストーンに興味を持ち、実際に先生に会いに行ったお話を書きました。
そして今回は、その続き。
相変わらず占いや不思議なものに興味津々だった、若かりし頃のお話です。
今回登場するのは……
ハンコです。笑
たかがハンコ、されどハンコ。
まさかハンコを作りに行って、
「あなたにはハンコ作らない」
と言われるとは、このときの私は知る由もありませんでした……笑
私と印鑑の最初の出会い
私が初めてちゃんとした印鑑を作ったのは、遥か遠い昔。
まだ独身だった頃です。
相変わらず占いの日々を送っていたある日、占い師の方から、
「印鑑を作った方がいい」
とすすめられました。
当時の私は、
「まぁ、いいの持ってないしいいか」
くらいの気持ちで印鑑を作りました。
その印鑑を持って銀行へ行き、銀行印の変更手続きをしたときのこと。
銀行員の方から、
「いいご印鑑ですね」
と言われたんです。
何気ない一言だったのですが、なぜか今でも覚えています。
印鑑が欠けている!どうせなら「いいもの」を作りたい
それから何年か経ったある日。
使っていた印鑑が欠けていることに気がつきました。
どこかで、
「欠けた印鑑はよくない」
という話を耳にした私。
今となっては、本当にそうなのかどうかは分かりません。
でも、当時の私は気になります。笑
「どうせ作り直すなら、いいものを作りたい!」
そう思って、またまた調べに調べました。
そしてたどり着いたのが……
山本印店でした。笑

私が持っているのが、山本桃仙先生の本『不思議なハンコ屋』。
タイトルからして気になりますよね。笑

こちらの本は、お店で購入しました
ハンコを作ってもらうまでには「3つのミッション」があった
「じゃあ、桃仙先生にハンコを作ってもらおう!」
……といっても、そんなに簡単ではありませんでした。
桃仙先生に会うまでには、私の中で3つのミッションがあったのです。
ミッション① 電話予約
まずは予約。
これがまた、電話がなかなかつながらないらしい。
そこで予約当日、私は万全の態勢で挑みました。
家電と携帯の二刀流です。笑
必死に電話をかけ続け……
ボタンを押しすぎて、
せっかくつながったのに切っちゃう。笑笑
なんてこともありました。
ところが!
覚悟していたよりも、意外と早くつながったんです。
ミッション①、クリア!!
ミッション② お店の場所が分からない
そして予約当日。
次なる問題は……
場所が分からない。笑
目印は、
「日銀から一番近いハンコ屋さん」
……と言われても、東京ですからね〜。
ビル!道路!ビル!道路!
田舎者には難易度が高い。笑
それでも何とか予約時間には到着しました。
ただ、お店には一人ずつしか入れなかったと記憶しています。
そこに、ちょうど順番を待っているであろうお姉さんが一人。
勇気を出して話しかけてみました。
その方はとてもいい方で、遠方から来たというお話などを聞きました。
私が電話予約の話をすると、
「そんなに早くつながったの?」
という感じで驚かれたのを覚えています。
どうやら私……
結構ラッキーだったみたいです。笑
ミッション③ そもそも作ってもらえるか分からない
そして最後のミッション。
これが一番怖い。
なんと……
お店まで来たからといって、必ずハンコを作ってもらえるとは限らない。
らしいのです。
最後の最後に、
「ドーンっっ!」
って感じですよね。
ここまで来て!?
笑えない。笑
でも実際に、作ってもらえない方もいらっしゃると聞いていました。
予約時間になり、恐る恐る店内へ。
そして最初に思ったこと。
「狭っ!!」
緊張もあって、もうドキドキです。
そしてとうとう……
私たち夫婦の順番がやってきました。
桃仙先生との対面
ここからは、ずいぶん昔のことなので、一字一句そのままではありません。
ただ、あまりにも衝撃的だったので、大まかなやり取りは今でも覚えています。
まず夫が、持っていたハンコを机の上に出しました。
ジャラジャラジャラ……。
100均で買ったハンコまであります。笑笑

………。
見向きもしない。笑
そこで私が、後から昔作ったあの印鑑を一本出しました。
すると……
夫のジャラジャラハンコを追い越して、先生が私の印鑑を取りじーっと見つめます。

…………。
そのあとに夫のハンコを見て、先生が夫に言いました。

今日は先祖がここに来させた。ハンコ作りましょう。ただ……これ以上良くなると……良くないからなぁ〜
………。
……ん?
これ以上良くなると、良くない??
どういうこと??
そして私の番。「あなたにはハンコ作らない」
いよいよ私の番です。
ところが先生から出た言葉は、予想もしないものでした。

あなたにはハンコ作らない。

え……え、えーーー😱
ミッション③……
ここで発動!?

必要ないから

えっ、なぜですか??
そして先生から衝撃の一言。

離婚するから。苗字変わるから(笑)
…………。
いやいやいや。
笑えないから!!
「あなたの先祖が連れ戻そうとしている」
さらに先生のお話は続きます。

あなたの先祖があなたを後継にしたがっている。あなたを連れ戻そうとしてる
ええーーー!!
でも……
ちょっと待って。
私の実家には兄と弟がおります。
ただ、兄は婿に行き……
弟は……………………
……たしかに つかえねー。
ご先祖様、分かりますよ。笑
分かりますけどね。
だからとて……
私!?
いやいやいや、ムリムリムリ。
頭の中でいろいろな妄想が駆け巡ります。

実家は継ぎません!ハンコ作ってください!

😁
ニヤニヤしてるーーー!

じゃあ、離婚しないように作ってください!

でもね〜
ん……

そこをなんとか!!

分かりました。作りましょう(笑)
ヤッター!!!
ついにミッション③もクリア!!
……と思ったのも、つかの間。

離婚してもいいように、名前で作っておくね(笑)

先生!!離婚しないように作ってください。お願いします!

……笑笑笑
もう……
先生ーーー!!笑笑
「離婚」の2文字で全部吹き飛びました
先生はこのほかにも、いろいろなお話をしてくださいました。
でも私……
「離婚」の2文字で聞いたこと全部吹き飛びました。笑
そんな中でも、一つ覚えていることがあります。
夫に対して先生が、
「あなたは貯金できないから、金棒(こんぼう)を買いなさい」
というようなことをおっしゃったんです。
もちろん……
夫は買ってません。
でもこれ、10年以上前の話。
もしあの時から買っていたら……
今頃すごいことになっていたのでは!?
…………。
あー、あのバカ!!笑笑
初めて、
私が離婚を考えた瞬間でした。
……冗談です。笑
後日、完成した3本のハンコを受け取りに
ハンコは後日、受け取りに行きました。
作っていただいたのは、
実印・銀行印・認印の3本セット。
すべてツゲの木で作られています。

名前の書体がまた、とても独特なんです。
なんというか……
文字が笑っているような。
なんとも言えない、不思議で素敵な書体です。
印面をお見せできないのが残念!
受け取りの日、お店には奥様かな?と思われる方がいらっしゃって、ハンコを一緒に確認してくださいました。
そして、ハンコをしまうための手縫いの和柄の袋もいただきました。
写真に写っている袋がそれです。
今見ても素敵ですよね。
そして気になるお値段ですが……
当時はなんと、
3本セットで12,000円でした。
ありがたいお値段に感謝です。
あれから、ずいぶん経ちました
あの日から、ずいぶん長い時間が経ちました。
先生から衝撃の「離婚」という言葉を聞かされましたが……
現在の生活は?
相変わらず、楽しく生活しています。笑
もしかして……
ハンコのおかげ?
なーんてね。笑笑
私にとって、このハンコは宝物
今振り返ると、ハンコを作ったことで運勢がどうなったとか、人生がどう変わったとか、私には分かりません。
ただ一つ言えるのは、
桃仙先生に出会えたこと。
そして、
先生に私のハンコを作っていただけたこと。
それだけでも、私にとってはすごい出来事でした。
世界に一つしかない、私だけのハンコ。
長い年月が経った今でも、大切に使い、大切に保管しています。
これから先も、きっとずっと。
私にとってこの3本は、ただの印鑑ではありません。
若かった頃、占いや不思議なものに夢中になって、気になったら自分で調べて、電話をかけて、東京まで会いに行って……。
そんな昔の私の思い出まで全部詰まった宝物です。
そして何より……
先生。
あのときハンコを作ってくださって、
本当にありがとうございました😊
……ちなみに今のところ、苗字も変わっておりません。笑


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